2009-01-01から1年間の記事一覧

朝が来るたびに少しずつ失う希望と引き換えに、人は日々想いを紡ぐことができる。

忘れること と 封じること の 区別をつけるのは難しい。 忘れられる人になりたい。

謝る言葉はごめんなさい。感謝する言葉はありがとう。でも、赦す言葉って、うまくみつからない。もどかしい。

私が地上から見あげる空の曇って、宇宙から見る雲の裏側なんだなー。逆に、気象衛星が撮影する雲の写真って、私が見ている雲を裏側から撮影してるんだ。どちらから見ても裏返し。

「一度経験してみればどれだけ辛いかあなたにも分かりますよ」って言葉をかける人が、本気で理解できません。辛い思いをしたくないから足掻いているのに。

笑顔は誰に見せるかでまったく違った表情になるけど、それは全部私の本当の顔。だから、笑顔の写真を撮って欲しいと頼める人に出会えたことは、とても幸せ。

文章をかくってことは、恥をかくってことですよ。

やさしい嘘は、常に残酷。

君が月を見に行くって言ったから、僕は夜の街を走った。かじかんだ手でシャッターを切って、震えながら君にメールした。僕の見ている月を、君に見て欲しかったから。たとえ手が届かなくても。

忘れようとする努力は記憶を刻む行為になる。思い出とワインは飲み頃までそっと寝かせておくのがいい。

行き場のない恋なんて、もうできないんだと思い知らされた。淋しい。会いたい。キスしたい。ぎゅっと抱きしめられて、そしてさよなら、私の心は石になる。

ファイルの上書き消去って本当は消えてなくて、断片はディスクの中に散らばっている。思い出の消去も同じ。記憶のクリーンインストールは自分の力では難しい。

幾千幾万年の時を経た光が瞬く中、刹那に燃え落ちる星に、人は儚い夢を託す。

きれいな雲の写真をメールした。同じ雲の写真がメールできた。違う風景。でも確かに私達は、同じ空の下にいる。

流星は平日でも昼間でも、関係なく地上に降り注いでいる。願いを掛けたい人間の都合なんて、星空の知ったことじゃない。

つないだ 握った 「おやすみなさいまた明日」 放した 秋風 手のひらが熱い。

現状維持のための日常革命。

名前を変えることで、一からやり直すことはできない。やり直しているつもりの世界は、今までいた世界の続きでしかない。

生きていることと生きていくことは違う。

明けない夜がないことを、私は受け入れたのか、諦めたのか。

狙った心の一部を、自分の中に封印するおまじない。 失敗したことは、まだないね。 封印の解き方は忘れてしまったけれど。

痛みの強さは、相対化できない。

優しい賢さを身にまとう人になりたい。

すすきには、月より風がよく似合う。

時間と文脈のなかから生まれたコトバを、離れたところから検索するのは、暴力だ。

入口を作るより出口を作るほうが、難しいけど大事な仕事。

悪い人なんてそうそう居るもんじゃないけど、想像力が足りない人はたくさんいる。